治療、後遺障害認定、保険会社との交渉を岡山の交通事故経験豊富な弁護士が対応します。

被害者：　５０代男性（会社役員）

事故状況

　被害者は、交差点で信号待ちのために停車していたところ追突され、その勢いで自分の前の車に追突するという玉突き衝突の被害に遭いました。被害者は事故当時、会社を設立したばかりでした。被害者は６か月間通院し、事前認定にて後遺障害併合１４級を取得しました。

　被害者は、保険会社からの示談金の提示額が適切かどうかを知るために当事務所に相談・依頼されました。被害者は事故の少し前に会社を設立したばかりで収入が少なかったこともあり、保険会社の提示額は一見裁判基準に近いように見えましたが、よく見ると後遺障害の慰謝料だけが極端に低くなっていました。

　保険会社と交渉したところ、保険会社はなぜか通院慰謝料、後遺傷害慰謝料ともに裁判基準の８割にこだわり、小幅な増額にとどめようとしましたが、最終的に裁判基準の９割にて示談が成立しました。
（被害者の過失０％）

ポイント

　本件では、保険会社からの賠償額の提案書には、後遺障害の逸失利益の額と慰謝料の額とが合計して書かれており、慰謝料の額が少ないことが分かりにくくなっていました。保険会社からの賠償額の提示額が適正かどうかはご自分で判断せず、必ず弁護士に相談して判断してもらうことをおすすめします。