治療、後遺障害認定、保険会社との交渉を岡山の交通事故経験豊富な弁護士が対応します。

被害者：３０代女性（会社員）

事故状況

　被害者は家族の運転する車に同乗していましたが、渋滞のために停車している際に車４台の玉突き衝突事故に遭いました。約８か月間整形外科に通院し、後遺障害診断書作成前に当事務所に依頼されました。後遺障害は１４級が認められました。

　保険会社との交渉では、被害者が家族の経営する会社で働いているため、実際の収入が給与明細の金額より多かったり、逆に休業期間中の実際の収入が給与明細の金額より少なかったりするため、休業損害と逸失利益の額が問題になりました。

　会社から資料を出してもらうなどして保険会社と交渉しましたが、判決になると休業損害と逸失利益が大幅に減る可能性があったため、裁判はせずに示談しました。
なお、運転していた家族の方は、後遺障害は非該当でしたが、約１４０万円の損害賠償を獲得されました。
（被害者の過失割合０％）

ポイント

　会社員の方でも、家族経営の会社などでは、実際の収入と給与明細書に書かれた給料の額が違うことがあります。そのような場合、給与明細書と違う金額を主張するのは大変なことです。このような場合は、判決になると休業損害や逸失利益が給与明細書の金額をもとに計算されてしまう恐れがあるので、示談で解決する方がよい場合もあります。