怒ったら負け

佐藤です。久しぶりのブログです。

最近、ある国会議員の秘書に対する暴力・暴言が報道され、世間の注目を集めました。この議員は所属する政党を離党せざるを得なくなりました。
この議員が今後政治家としてやっていくのは非常に難しいことでしょう。

暴力や暴言は論外ですが、世の中、怒って得をすることはあまりないと思います。もちろん、本気で怒らなければならない重要な場面は時々あるのですが、それほど多くはありません。

とはいえ、この仕事をしていると、怒りたくなることが多々あります。特に、交通事故の損害賠償請求事件で、相手(加害者)側から理不尽な反論がなされた場合がそうです。たとえば、被害者の方からわざとぶつかってきた、大したケガではないのに慰謝料欲しさに通院を続けている等々、、、

このような反論を見た依頼者(被害者)は、たいてい激怒されます。私も腹が立ちます。しかし、私が依頼者と一緒に怒って冷静さを欠いてしまってはいけません。
もしも私が怒って感情的な再反論をしてしまったら、、、本来しっかり争わなければならない事件の争点がずれてしまい、依頼者にとって有利な結果にはならないでしょう。また、理屈で争うべきところを感情で争っていたのでは、裁判所の印象もよくないでしょう。

相手方からの理不尽な反論は、こちらを挑発して本来の争点をずらそうとする作戦かもしれません。そうだとすれば、相手側の挑発に乗らず、あくまで冷静に、淡々と再反論するのが正しい方法なのです。

怒りのままに行動するのではなく、一呼吸おいてから、対処法を冷静に考えることが、結局は自分の利益になると思います。怒ったら負けです。

(平成29年6月25日)

 

 

 

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