自転車保険の義務化

名古屋市では10月1日から条例で自転車保険への加入が義務付けられました。最近、被害の大きな自転車事故が各地で発生していることが理由のようです。すでに大阪府などでも、自転車保険への加入が条例で義務付けられています。ちなみに、違反しても罰則はありません。この条例は違反者を懲らしめる目的なのではなく、自転車に乗る人の安全に対する意識を高めることが目的なのだと思われます。

ここでいう自転車保険とは、自転車で事故を起こしたときに、相手の損害を賠償してくれる保険のことです。専用の自転車保険でなくても、火災保険などに付いている個人賠償責任特約でも大丈夫です。

最近、自動車事故においても加害者が任意保険に入っておらず、被害者が十分な賠償を受けられないケースが増えているように思います。自転車について条例が作れるのなら、いっそのこと、自動車についても任意保険への加入を義務付ける条例を作るべきではないかと思います。

(平成29年10月6日)

 

 

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